形があまりに”普通”過ぎて、”普通”の指として扱われる人差し指。 しかしこいつは、それ武器に変幻自在に変化する。 つまり無限の可能性を持つ指であるということである。 単体で立てれば世界標準で”1”を表し、 楽器を扱う時は手の位置の標準となる。 命令を下すときにも使われる指であり、 もはや歴史はこいつによって動かされてきたと言っても過言ではない。 ミケランジェロの『アダムの創造』において、 神が人間1号に生命を吹き込もうとして触れる指もまた人差し指なのだ。 親指とも仲がいい。